秤屋会長のひと言

私と易26

2017/04/12

"易は往を彰かにして来るを察する"

易というものは、これまであったことを究明して、間も無くやってくることを推定する。という大原則そのままを実現した典型的な実占となりました。関西を地盤としたこの会社は、バブル期の怒涛のように押し寄せた余剰資金の流れに乗じあっという間に大企業に変身。行くところ敵なしの日本経済を背に、ビル建築専門から、リゾート地の開発に手を出し、2~3個所で成功し、それいけとなって、誰も制止できないまま暴走となったわけです。一方経営陣も規模拡大に追いつけず、不正も多々発生し、ノーコントロールのままバブル崩壊へと巻き込まれていった。
1億円もの手付けを支払う以上、興信所ぐらいから情報を取るべきであるとは誰もが思いますが、それもせずに易に頼るなどもってのほかという人もいるかもしれません。しかし興信所そのものが直接財務データを取り分析して判定など到底出来ません。かつて調査を依頼して出てきたものは全く使い物にならなかった経験があります。メインバンクですら見抜けない場合もあるぐらいですから。

後日談、我がビルは平成6年6月着工、翌7年3月竣工いたしました。9階建て。金山という立地もあり、テナントも竣工時満室となり、良い滑り出しとなりました。 その後、私は、同時にスタートしてS建物社と契約した2社はその後どうなったかについて調べに参りました。思わず息を呑みました。一つは丸の内の一等地に予定して建築が始まっていたのですが、施工会社倒産により、工事中止。板囲いが1階から2階へと取り巻き、さびたH型鋼が3階部分まで組み立てたところでストップになっておりました。錆びた鉄骨の林でした。無残としか言いようがない有様。 城壊れて空堀のみ残る 予言どおりでした。もうあとの方は見に行く気にもなりませんでした。丸の内の方は、その後も何度か前を通りましたが、そのままの状況が引き続き、10年ぐらいたってからでしょうか、ある日前を通ったら、立派なビルが出来ておりました。おお!

こうして書いていくと、記録に残している易占例は300例ぐらいありますのでどこまでも尽きないということになります。それでは興味のない方にはご迷惑と考えこの辺りで一旦筆をおきます。

shuzuiBL.png

守隨ビル http://shuzuibuilding.com/
竣工:平成7年3月
ビルの詳細を別途ホームページをご用意してご案内をいたしております。是非こちらにもお立ち寄りください。

秤屋会長のひと言

会長プロフィール

早川静英

早川 静英
35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

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略歴

60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任

社長プロフィール

早川 亘
72年生まれのロスジェネ世代。南山大学法学部法律学科で法律学を専攻。

略歴

94年名古屋短資(現セントラル短資)入社。日銀直下の短期金融市場で90年代後半の金融危機を体験。
99年(株)守隨本社入社。
2014年同社専務取締役に就任。
2016年同社社長就任
営業から製造まで幅広く業務をこなす傍ら、語学力を活かして海外との交流を積極的に拡大するとともに、2011年のISO9001認証取得時にはQMS構築及び責任者を担当、2015年の指定製造事業者認定取得時には責任者を務め、自社の競争力強化に努めている。