秤屋会長のひと言

ヒット商品の作り方・・・テレビ連続小説を見て

2019/02/01

manpuku.jpeg

NHKの朝番組、連続テレビ小説「まんぷく」で、いま世紀の大ヒット「即席ラーメン」の誕生秘話が放送されているが、物作りで企業をささえている我が身にとって、見逃せないものになっている。何か開発を思い立った時、開発担当者はまず何を基準に開発方針を決めているかについて多少の脚色はあると思うが、大筋ではこの番組の主人公「萬平」氏が挙げている項目に注目したい。

開発対象はラーメン。
第一にうまいこと。これは食べ物であるから第一に持って来ていることはうなづける。

第二に安いこと。どんな商品にも共通する素性である。

第三に調理がしやすくすぐに食べられること。ここにも重点がおかれているのは、ネーミングに即席と特徴を謳っていることでわかる。本人がお湯を入れるだけで食べられるようにしたいと簡便さを強調している。この発想がこの商品の最大の売りであるが、どうして気がついたかというと乾燥とろろ昆布にお湯を注ぐだげで美味しい汁椀が出来上がるところを見ての発想である。奥さんが夕飯の一椀のためにお湯を注いでいるところを偶然見て閃いた設定になっている。実に劇的だが十分にあり得るシーンである。この着想がこの世界的発明の卑近な根源的発想のもとになっているところが最大の注目点であろう。

第四に常温で保存出来ること。主人公は事業の失敗により無一文になり、当時流行になっていた家電三種の神器の冷蔵庫を買うことができなかったので。(テレビ、洗濯機も)こういう発想に結びついた。何が助けになるか分からない!

ここまでしかまだわかっていないが、おいおいわかってくるので今後の展開を注目したい。もちろん我が社としてはこの主人公立花萬平氏の苦闘はそのまま引き映すべきイシューである。

秤屋会長のひと言

会長プロフィール

早川静英

早川 静英
35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

  • 早川静英 facebook
  • 早川静英 twitter

略歴

60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任

社長プロフィール

早川 亘
72年生まれのロスジェネ世代。南山大学法学部法律学科で法律学を専攻。

略歴

94年名古屋短資(現セントラル短資)入社。日銀直下の短期金融市場で90年代後半の金融危機を体験。
99年(株)守隨本社入社。
2014年同社専務取締役に就任。
2016年同社社長就任
営業から製造まで幅広く業務をこなす傍ら、語学力を活かして海外との交流を積極的に拡大するとともに、2011年のISO9001認証取得時にはQMS構築及び責任者を担当、2015年の指定製造事業者認定取得時には責任者を務め、自社の競争力強化に努めている。