秤屋会長のひと言

環境問題で提案(4) ロードメーターの意外な使い道


生ごみ処理機械のメーカー様より、お引き合いがあり、訪問いたしました。目的は自社で作られる生ごみ処理機械にはかりを組み込みたい、なにかいいはかりはありませんかという内容のものでありました。ところが、はかる機械の重量が、中身を含めて、40トンあるという巨大な機械とのこと。しばし、わが社の営業も、生ごみ処理機械で40トンなど見たこともないとて、言葉に困っておりました。しかもお客様の方では、ホームページをご覧になっており、ロードメーターがよい。あれを使いたいというご提案で、ますます、営業は慌てました。そんな使い方などこれまで考えたこともないし、常時左右から、水平に動きながらのかってくるクルマを対象に作られたもので、機械の下、垂直加重で固定して使うなどとても無理!と申し上げましたが、聞かれず、お見積りいたしました。あれだけ反対したのだから、代案を要求されると思っていたら、注文が来てしまった。社内でもこれは反対の声が多く、社長決裁ということになりましたが、お客様が言い出されたことだし、だめでも、何とかなるだろうという結論で納入いたしました。現在、10ヶ月ほど経過しております。担当営業と現場を見に行ってまいりました。なんと見事に稼動いたしておりました。正直なところ、驚きました。カナダ製のロードメーターの優秀性は明らかですが、4mもある高さの機械の上に載っている、作業員(体重)の一人一人の乗り降りが表示計に反応しており、生ごみの処理過程が重量で見事に管理されております。先方の社長様はこのはかりのおかげで、マニフエストの信憑性が保障され、合法的な生ごみ処理に困って見えた大手企業のシステムに組み込まれて、次々と御契約を頂いていると感謝されました。これはむしろ先方の社長様の判断力が良かったということであります。脱帽!!




35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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