秤屋会長のひと言

韓国環境事情2

済州島(韓国)
韓国南端に位置するこの島は、新婚旅行のカップルが数多く闊歩する島として韓国内では有名であります。島内には、韓国第2位の高さ(1950m)をマークする火山、ハンラ山が聳え立ち、全島が溶岩で出来上がっているような島です。それだけに奇岩怪石・・・・観光案内をしているわけではありませんので、ご紹介はこれまで。この島の悩みは、魚類陸上養殖(ひらめ)事業の大規模化に始まりました。10年程前には、ほんのわずかな需要を満たすだけの規模で始まりました。年300トン程度の生産量が、ここ6~7年の間に7万トンを越すまでに拡大。ひらめ飼育のために、水槽へ海水を汲み上げ掛け流しで供給しております。ところが、給餌のために、有機飼料を大量に投入いたします。そのすべてを丸ごとひらめが食べつくさないため、そのまま、海中に放出されます。またひらめの排泄物もなんの処理もされずに出されます。これが年間7万トンの生産量となりますと、影響が大きくなり、当然海洋汚染が始まります。餌の残渣、ひらめの排泄物等が、島全体の沿岸の海底にヘドロとして堆積をはじめ、岩などに生えていた,海藻類が全滅するという事態になりました。ここで、大問題化したのは、この島は古代より、海女の貝取りが盛んなところで、古来より、男が、家事と育児を受け持つという男尊女卑の韓国では地位が逆転している世界です。それが、海藻類の全滅により、あっという間もなく、それを食料としていた、あわび、なまこ、貝類の収穫が劇減という事態になりました。伝統の職業が消滅の危機に瀕したわけです。ここで当然のことながら、政治問題化して、規正法が登場せざるを得なくなりました。なんと厳しく、現在の海水のBOD,COD値にそれぞれ+5mg/l、上乗せ以上は認めないという、養殖業者さんには大変厳しい法律規制が来年6月より課せられることになりました。




35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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