秤屋会長のひと言

桐一葉落ちて天下の秋を知る


さて少々大時代な、俳句がテーマとなりましたが。これは、豊臣政権の五奉行の一人、片桐勝元が、淀君に疎まれて、解任されたときに、自らの運命を自嘲して、また、豊臣政権の行く末を案じての句といわれております。後世、たった、木の葉一枚のささやかのたたずまいから、大きな時代の動きを察するという人間の洞察力を象徴する名句として親しまれております。

最近、デフレ脱却が言われ始めておりますが、これといって実感がなかったのですが、最近の体験から、妙な動きが始まっておるように見受けられます。

まず、ある、有名な機械商社がバブル崩壊後、遊休地をゴルフ練習場に転用しておりました。ちかくにあることで便利に利用させてもらっていたのですが、ある、夕方、練習をしようと思って行きましたところ、練習場は真っ暗になっており、営業しておりません。休みかなとおもって、2~3日後におとづれましたが、やはりやっていない。入り口に土嚢を積んでおります。これは閉鎖したということだと思って、車を降り、玄関の張り紙を見ましたところ、長年のご愛顧を感謝し・・、閉鎖して倉庫棟を作る趣旨のことが書いてありました。前売りのカードについては、使用してあっても残額があれば全額払い戻しますので、連絡くださいと書いてありました。またもう一箇所のところは、100ヤード程度のアプローチの練習ができるところですが、暫く、1年以上後無沙汰してから、行きましたところ、練習場は跡形もなく、立派なマンションがたっておりました。そういえば、このマンションの近くを地下鉄のあおなみ線が開通しております。ええ!、ここもかと参ったなと思っておりました。そうしていよいよ、近場の練習場がなくなってきたなと思って、もう一つの練習場を訪ねた所,そこは,製鉄会社が空き地をゴルフ練習場にしていたのですがここもなんと、事業拡張のため新工場を立ち上げるため閉鎖するということになっておりました。これで近場の練習場は全滅です。それはともかく、この妙な現象は一体何を意味するのでしょうか。そうです答えは簡単です。

デフレ終了を予告するビッグな桐一葉ではないでしょうか?

インフレの波がいつのまにか足元を洗いかけてきているのではないでしょうか?

頭の回路のプラスマイナスを切り替える必要がでてきておりますね。




35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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