秤屋会長のひと言

業界紙からのお問い合わせに対する回答のご紹介


先日お話した100トン吊りばかりについて、日本計量新報社様からお問い合わせいただきましたので、その内容をご紹介いたします。



Q 設計期間及び製作期間はどのくらいかかりましたか? 
A 昨年11月末から今年の3月末までの約4か月ですね。


Q 設計または製作時の苦労話などありましたらお聞かせください。
A ロードセル外注先が設計する際に、製品の安全性を確保するため、コンピュータによるシミュレーションを重ね、二重三重の強度確認を行いました。
また、製品・部品の自重が非常に重いので、各工程(特に検査工程)において担当者がかなりの力仕事となったこともたいへんでした。
それに伴い、作業の安全性確保にもとても気を遣いました。
さらに、部品の切削加工では大型のマシンを必要とし、外注先探しにも苦労いたしました。


Q この100トンの吊りはかりはどのようなことに使用される予定ですか?
A 船舶用スクリューの計量や、その他の搭載設備の計量です。これらは、重量分布など船舶の重心位置を検出するためのデータとして安全設計に欠かせないものと聞いております。


Q この製品はいつ納品されたのですか?
A 今年の3月30日です。


Q 納入したのは何台ですか?
A 1台です。


Q この100トン吊りはかりの特長は何ですか? 
A ひょう量100tに至っても、通常品と変わらぬ精度(±1/2000)を維持しております。
  今回のユーザー様は、96t位まで計量するそうです。


Q 吊りはかりの寸法・質量はどのくらいですか? 
A 全長が1962mm。重量は約600kgです。


Q 今回の件で、今後の同社の商品開発において何か影響がありましたか?
A 参加者全員がチャレンジすることの喜びを実感できたことですね。次のチャンスが待ち遠しいです。


35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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