秤屋会長のひと言

JR東京駅八重洲回廊の怪


10月5日、久しぶりに、東京営業所からの帰り道、東西線から、JR八重洲口への回廊に迷い込みました。かなり長い距離の間、両側の壁に2メートルおきぐらいに、広告看板スペースが設けられているのですが、そのすべてに、ベニヤ板みたいのものが貼り付けてあり、一切広告が入っておりません。よく地方の商店街で言われる駅前シャッター通りに似た現象なのではないのでしょうか?それが日本の首都のしかもその要の東京駅にもあらわれ、このていたらく!ショックではありませんか?関係はないのですが、なんとなく気恥ずかしく思わず足の運びが速くなりました。



小生、商用で、しばしば韓国をおとずれるのですが、あのソウルのたぎるような熱気にはいつも圧倒されます。この手の看板もいたるところにぎっしりと張り巡らされており、国家としての自信と覇気に満ちているなと思い知らされます。そういう観点から見ますと、日本の首都でのこの有様には心底震えがきますね。中国に始り現在遠く東南アジアにまで日本の企業は、日本をほったらかしにして、生産基地を張り巡らしており肝心の本国の空洞化を凄い勢いで進行させてしまっている。これは悪循環になり、雇用の減少、所得の減少となり、消費は低迷と今日現在のデフレ状況に繋がっておるわけです。このような状況は、外国人がきて八重洲回廊を見れば一目瞭然かと思えます。ちなみに今朝ほどのテレビ報道では、9月の倒産傾向を分析すると、大口が減り小口が増え、倒産金額の90%が中小企業であると問題視しておりました。これまで日本を支えてきた中小企業群の劣化と消滅は深刻な問題となります。


その昔のインベーダーゲームを思い出します。エイリアン(新興国)が、基地を攻撃してくるのを必死で防衛するのですがいくら倒しても倒しても次々とエイリアンが補充され、結局は基地は破壊されてしまう。悪い夢です。


一方では明るいニュース、日本の研究者が2名ノーベル化学賞を受賞したということで日本中大騒ぎになっております。あかるいニュースに日本人は飢えているのです。




35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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