秤屋会長のひと言

私と易.4

何回も取り上げてきた、自己学習型コンピューターソフト(以後Aiとします)。実は易の世界でも応用可能ではないかということに気がついたのです。なぜなら、およそコンピューターそのものは過去のデータに依存しております。そうなれば、先験的な象徴の解釈や、疑似空間を想定しているより、過去の優れた易占例を徹底的に収集し、ディープに学習をさせたら、はるかに人間の能力を超える実力を持っているAiです。


Aiに対して「このような状況でこうしたいがその結果どうなるか」と問えば、早速お得意の深層ラーニングで蓄積データから類似の占例をシュミレーションして、瞬時に結論を出してくるでしょう。それどころか、たちどころに確率計算まで出して「その線で行けば成功率は90%です。」と回答した上、代案を出してくる可能性すらあり得ます。もうこうなるとSFの世界が現実になります。もちろん、難しい易の原書をおぼえこますのも良いですが、Aiでは恐らくそのままでは使いこなせない。それより実占例を覚えこませたほうがAiにとってはわかりやすい。その結果、Aiは人類史始まって以来のスーパー易占者となりましょう。 これは実に脅威です。もうどこかで誰かが始めているかもしれません。最も可能性が高いのは御本家の中国。いやーこれは一大事です。尖閣諸島を占拠したらどうなるかなど占的をすでに問うておるかもしれません。未だ手を出さないところを見ると、失敗するからやめておけとでも言われたのでしょうか?その公算大ですね。 


話が少しそれますが、 世の中いわゆる「預言者」と呼ばれる超能力者の存在も否定できません。予言能力がある人が新興宗教を創設して教祖となり多数の信者を集め、一大勢力を築き上げます。キリスト教もイスラム教もまたユダヤ教など古今東西大なり小なり預言者という存在があります。日本でも霊友会、立正佼成会、創価学会など、名だたる予言能力を持った教祖が有名です。なかでも大本教の教祖は、大正年代「近い将来、太平洋戦争が起こり、日本は惨敗する。」と予言しており その記録が残っております。そのため当局の忌避に触れ投獄までされている始末です。 現代では巷でテレビを賑わせている預言者や、自称だけで、実はインチキ預言者など暴露されて、大いに週刊誌を賑わしておられる方もいます。その中でも関西のおばさん預言者はどうも相当の実力者らしく、全国から門前市をなすほど人がやってくるという報道をテレビ見たことがあります。個人的に人助けをしているのですが、やはり背景には神道宗教があります。しかしこれらは預言者と称する人だけが持つ能力で、誰も真似ができません。しかも一代限りで継承できません。


なぜ、今このようなことを書いたかというと、易占の世界は誰でも参入可能です。超能力は必要ありません。ここがポイントです。やる気があって勉強と実践を重ねれば、誰でもできるというところが非常に魅力的です。次の段階では、私がなぜこの易に関心を寄せるようになったかについて本題に入ります。


続く




35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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