秤屋会長のひと言

私と易19

易そのものは、3000年来、天の声を聞く手段ということになっております。


その天はとは何を指すのかということです。あっさり言えば、神であります。中国では天帝ということになります。超越的存在つまり神の存在を認めるか否かは現代科学の支配する現世において、極めて微妙な課題と葛藤を投げかけてきております。キリスト教徒21億人、イスラム教徒12億人、仏教徒4億人と、全人口の半分くらいの人が神の存在を濃淡はあるにせよ信じている。ユダヤ教徒、ヒンズー教徒などを集めたら全人口の70%ぐらいにはなるのではないでしょうか?しかも人類は現代科学を駆使して、神の領域に次々と踏み込んでいて止まるところがない。果たして神は存在するのか?


大宗教団を創り上げた教組や預言者たちに共通する特色は、その並みはづれた予知能力とそれをもとに巧みな話術でイメージメイキングに際立って優れていた。その能力が、強大な影響力となって、磁石のように人を引き付ける。それが時代と環境の作用でみるみる強大な集団を形成していった。


そのスタートは、先ず神のお告げありきです。このお告げが予知能力から発生するものです。その神とは、教組なり預言者の脳髄に宿る予知能力です。人類ははるか有史以前に、他の動物を知力により圧倒していって怖いものなしの状態になり、生存のために予知能力を必要としなくなってしまった。競争相手が無くなった人類は、地球で最強の生物となりました。しかし爆発的に人口が増加するに至って、人間同士が今度は資源をめぐって、競争相手になり、他の動物とは比較にならない最強の生物同士の闘争を余儀なくされます。
その状況は今も続いておりますが、その生存競争に打ち勝つためには集団の力が必要です。その必要が宗教を生み出したのです。そしてその宗教のシンボルとなるのが『神』、その神を生み出したのが予知能力を偶然手にした教組ということになります。現在地球を制覇しているのはキリスト教十字団国家ですが、それに激しく抵抗しているのが中世以来のイスラム国家ということになるのでしょうか?


予知能力は神から授かったものではなく、人類がもともと持っていた能力が特定の人に甦ってきたものです。


続く




35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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