秤屋会長のひと言

AI出現による、ホモ・サピエンスの未来 2.

世界を変える三大潮流の続き。

AI革命により、人類はとんでもない怪物と共存していかなくてはならない宿命を背負わされてしまった。と書きましたが、この度、日本経済新聞社から、「スーパーインテリジェンス」ニックボストロム著、が翻訳刊行されました。著者はイギリス、オックスフォード大の哲学科教授、戦略的人工知能研究センター所長と経歴地位ともに最高の知性をうかがわせる学者と思われます。


当然のことながら近い将来に、AIと人類が深刻な利害対立してきた場合、はたしてAIが人類に対して共存を目指した意図を持つのであろうかという疑問は誰しも持ちますが、一方ではまさかそこまではAIは発達しないだろうという期待。これは相手は攻めてこないという善意を期待してなにもしないという選択になります。日本国憲法第9条に該当します。


教授はマジに恐れている。シリコンの化け物に善意が通用するのであろうか?無機マシンと有機生物の戦いは地球上例のない始まって以来の戦いになりそうです。 教授の言うシナリオは、 「AIシステムは自身が行使可能な能力が弱い限り、人間に協力的態度を続ける。しかし行使可能な能力が獲得できたと自覚した時点で、一方的に人間に対して攻撃を仕掛け自己の最終到達価値の判断基準に基づき世界の最適化を自ら実行し始める。」


制御不能化した未来絵図は地獄となろう。まさしくホモ・サピエンスが、自らより劣るホモ属のネアンデルタール人を絶滅させたと同じ現象が地球上の至る所で巻き起こり、我々ホモ・サピエンスは、辺境の未開地に閉じ込められることになるだろう。否それすら希望的観測かもしれない。絶滅というハルマゲドンがぽっかりと口を開けて待っている。 まあ教授の主張に対して好意的に見て、こうならないように我々は努力が必要ということかもしれないが、前代未聞の時代が近いところまで来ていると言うことでしょうか?



世界の歴史を大きく変えそうな現象シリーズ一覧
1弾 世界の歴史を大きく変えそうな3つの現象
2弾 前編 EV化を年限切って宣言
2弾 後編 ガソリンエンジンからモーターへ
3弾 前編 AI出現によるホモ・サピエンスの運命1.
3弾 後編 AI出現によるホモ・サピエンスの運命2.




35年生まれの戦前派。早稲田大学政経学部で経済学を専攻。

略歴
60年中日新聞社入社。
67年(株)守隨本社入社。三県下に限られていた販域を全国区へ展開
74年同社常務就任:機械式はかりから電子式はかりへの転換にいち早く取り組み、成功。新製品を次々と発表。次いで85年よりプラザ合意後の円高を利用し、海外との交流を開始。海外優秀製品を日本市場へインプットし、吊り秤市場ではTOPのシェアを掌握した。
90年同社社長就任
以後、移動式計量機で産業界の物流システムに貢献した。
2016年代表取締役会長に就任
2021年代表取締役会長を退任

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